PRIME-MD(TM) PHQ-9「こころとからだの質問票」特徴・使用方法 | イフェクサーSR
PRIME-MD TM PHQ-9「こころとからだの質問票」特徴・使用方法
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PHQ(Patient Health Questionnaire)は、プライマリ・ケア医が精神疾患を評価するために開発された、自己記入式の質問票です。 PRIME-MD TM PHQ-9「こころとからだの質問票」は、PHQの中でもうつ病性障害のみに関する9つの質問を抽出したもので、日本語版での妥当性も確認されています 1) 。
特徴 1)
- ・他のうつ病スクリーニング自己記入式質問票に比べて約半分の質問数
- ・感度および特異度が高い
- ・DSM-IVの診断基準と同じ質問から成り立っているため、PHQ-9のみでDSM-IVに基づく診断と症状レベルの評価が可能
- ・9つの質問のほかに生活機能の程度についても把握可能
1)村松 公美子:臨床精神医学 39(増刊号): 236, 2010[L20160830018]
使用方法

- 留意点
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- ・うつ病性障害の診断補助ツールであり、診断や重症度を確定するものではありません。確定診断については、患者さんから直接得た情報をもとに総合的に判断して行って下さい。
- ・患者さんの自己記入式質問票であるため、必ず全ての回答について臨床医が検証および確認を行ってください。また、患者さんがどの程度質問を理解して回答していたかについても確認して下さい。
- ・「大うつ病性障害」、「その他のうつ病性障害」は、死別に伴う正常の反応性うつ状態、躁病エピソードの既性、身体疾患、薬物に伴うものを除外して評価して下さい。
- ・プライマリ・ケア医が専門医の代わりに精神科的治療を行うことを推奨するためのものではありません。