ノルバスクの降圧効果 -長期投与の成績-
ノルバスクの血圧レベルに応じた長期の降圧効果をご紹介。
ノルバスクは血圧レベルに応じた降圧効果を示します。
ノルバスクを5mgから10mgに増量した高血圧患者について、ノルバスク5mg服用時点の血圧レベルに応じた降圧効果を調査したところ、各血圧レベルに応じた降圧効果を示しました。
増量前血圧値別の収縮期血圧値の推移

※横軸の目盛りは期間に対して均等でない。
†事前に計画されたサブグループ解析
▲=増量前血圧−増量3ヵ月後の血圧
- 目的 :
- ノルバスク5mgから10mg増量による有効性を評価する。
- 対象 :
- 2009年2月以降にノルバスク5mg/日から10mg/日に増量した本態性高血圧患者583例(男性患者の割合59%/女性患者の割合41%、平均年齢66.1±11.2歳)
- 方法 :
- 2009年3月~9月までの間にケアネット会員の開業医によって登録された、ノルバスク5mg/日から10mg/日に増量した本態性高血圧患者の外来及び家庭血圧値、降圧目標達成率(外来及び家庭血圧)を調査し、3ヵ月にわたり追跡した。対象患者は外来で医師の診察を受ける前に自宅で週2日2回(計4回)血圧を測定し、家庭血圧は2日のそれぞれの2回の測定値の平均値を用いた。降圧目標達成率は、JSH2009の降圧目標値(外来血圧<140mmHg、家庭血圧<135mmHg)を達成した患者の割合とした。
- 評価項目 :
- 主要評価項目は外来および家庭血圧値の変化、副次評価項目は降圧目標達成率
- 解析計画 :
- 増量前、増量1ヵ月後、増量3ヵ月後に測定された血圧の平均値の差についてはpaired t-testを用いて解析し、p<0.05で有意差ありとした。
- 安全性 :
- 論文中に記載なし。
Kario K, et al.: Curr Hypertens Rev 7(2): 102, 2011より改変