肺高血圧症の治療|レバチオ
肺高血圧症の治療
肺高血圧症の重症度は、WHO肺高血圧症機能分類により
Ⅰ~Ⅳ度に分類されます。
肺高血圧症の診断が確定したら、治療方針決定のための重症度を評価します。
肺高血圧症の重症度は、WHO肺高血圧症機能分類によりⅠ~Ⅳ度に分類されます。この機能分類は、数字が大きくなるほど重症度が高いことを示しており、NYHA心機能分類に準じて基準が定められました。
- 肺高血圧症機能分類
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日本循環器学会. 循環器病ガイドラインシリーズ2017年版:肺高血圧症治療ガイドライン(2017年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_fukuda_h.pdf(2020年8月閲覧)
肺動脈性肺高血圧症のエビデンスに基づく治療アルゴリズム(2013年)
肺動脈性肺高血圧症の治療では、抗凝固療法、利尿薬、酸素投与を行い、重症度に応じて血管拡張薬を投与します。効果が不十分な場合は2~3種類の血管拡張薬の併用療法も考慮し、効果が少ない場合は最終的には肺移植の適応を考慮します。
- PAHのエビデンスに基づく治療アルゴリズム(2013年)-抜粋-
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Galiè, N. et al.:J Am Coll Cardiol 62(25 Suppl):D60, 2013より改変