作用機序|レバチオ
作用機序
レバチオはPDE5阻害作用により
肺動脈圧、肺血管抵抗を低下させる経口治療薬です。
シルデナフィルは、サイクリックGMP(cGMP)分解酵素であるホスホジエステラーゼ5(PDE5)の活性を阻害します。PDE5はヒトの肺動脈平滑筋に存在し、一酸化窒素(NO)及び心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)によって増加するcGMPを加水分解します。シルデナフィルが肺動脈平滑筋内のcGMPの分解を阻害することにより、平滑筋内のcGMP濃度が上昇し、肺動脈平滑筋が弛緩します。その結果、肺動脈圧及び肺血管抵抗が低下します。

社内資料(承認時評価資料):肺動脈平滑筋におけるシルデナフィルの作用機序