緑内障の視野障害進行抑制
UKGTS
「禁忌を含む使用上の注意」等は、製品基本情報ページの添付文書をご参照ください。
緑内障の視野障害進行抑制
UKGTS
「禁忌を含む使用上の注意」等は、製品基本情報ページの添付文書をご参照ください。
緑内障の視野障害進行抑制および眼圧下降効果
視野障害の進行抑制
キサラタン群ではプラセボ群に比べて、緑内障の視野障害進行までの期間が有意に延長しました。
【主要評価項目】視野障害進行までの期間(海外データ)

キサラタン群はプラセボ群に比べて、
投与24ヵ月後に緑内障の視野障害が進行した患者の割合が有意に低値でした。
【主要評価項目】投与24ヵ月後に視野障害が進行した患者の割合(海外データ)

視野障害進行の評価:データおよび安全性の独立評価委員会を設置し、眼科専門医2名が視野および眼底写真により視野障害の進行について評価。視野評価はHFA24-2 SITA-standardにより行った。
①暫定的視野障害進行の定義: HFA24-2 SITA-standard GPAのパターン偏差マップにおいて、いずれかの眼でベースライン時に比べて、p<0.05の有意な感度低下が3点以上認められ、かつ、連続して実施した視野検査において、同じ部位に感度低下を認めた場合
②視野障害進行確定の定義:暫定的視野障害進行が認められた場合1ヵ月以内に受診し、2回の視野検査において同じ部位に、①と同様の感度低下を認めた場合
注)「暫定的視野障害進行」検査時と「視野障害進行確定」検査時の視野障害部位は、必ずしも一致しなくてよい。
有害事象はキサラタン群で50例(22%)、プラセボ群で48例(21%)に認められました。
有害事象発現頻度(海外データ)

副作用発現状況および副作用による中止※(海外データ)
副作用は、キサラタン群で10件、プラセボ群で4件であった。重症度別の副作用発現件数は、軽症13件、中等症1件であり、本試験では、重篤な副作用は認められなかった。
また、副作用による中止例は、キサラタン群で4例、プラセボ群で3例であり、その原因は局所アレルギー2例、点眼不耐性3例、下痢1例、喘息1例であった。
※副作用:有害事象のうち当該医薬品との因果関係が否定できないもの
試験概要(海外データ)
目的:2年間の観察期間におけるプラセボに対するプロスタグランジン(PG)関連薬による薬物治療の視野障害進行抑制に関する検討
対象:新たに診断された未治療の開放隅角緑内障患者516例
方法:無作為化、三重盲検(主要評価項目判定者も盲検下にて評価)、並行群間、プラセボ対照比較試験。キサラタン点眼液0.005%群またはプラセボ群(いずれも1日1回夕に点眼)に1:1で無作為に割り付けた。観察期間は24ヵ月間とした。
評価項目:【主要評価項目】視野障害進行までの期間、投与24ヵ月後における視野障害が進行した患者の割合
【副次評価項目】ベースラインから投与4ヵ月時点および投与24ヵ月時点(または脱落した時点)の眼圧変化、視野障害進行率(速度)、網膜神経線維層および視神経乳頭の画像評価
解析計画:中止時までのすべての評価可能なデータにより、治療群に無作為に割り付けされたすべての患者の解析を行った。ベースライン後の評価可能なデータがない場合、解析から除外した(眼科手術を施行した患者では、手術前の最終来院日のデータまでで打ち切り、追跡不能例とした)。
主要評価項目の解析として、投与24ヵ月後までの視野障害進行について投与群間のハザード比(プラセボ群に対する視野障害進行の相対リスク)とその95%CIをCox比例ハザードモデルによって算出した。また、カテゴリーで分類される評価では、pearson’s X2またはFisher’s exact testを用いた。有意水準は5%とした。
視野障害進行の評価:データおよび安全性の独立評価委員会を設置し、眼科専門医2名が視野および眼底写真により視野障害の進行について評価。視野評価はHFA24-2 SITA-standardにより行った。
①暫定的視野障害進行の定義: HFA24-2 SITA-standard GPAのパターン偏差マップにおいて、いずれかの眼でベースライン時に比べて、p<0.05の有意な感度低下が3点以上認められ、かつ、連続して実施した視野検査において、同じ部位に感度低下を認めた場合
②視野障害進行確定の定義:暫定的視野障害進行が認められた場合1ヵ月以内に受診し、2回の視野検査において同じ部位に、①と同様の感度低下を認めた場合
注)「暫定的視野障害進行」検査時と「視野障害進行確定」検査時の視野障害部位は、必ずしも一致しなくてよい。
利益相反:本試験はファイザー(現 ヴィアトリス)、UK National Institute for Health Research Biomedical Research
Centreより資金提供を受けた
1)Garway-Heath, DF. et al.: Lancet 385(9975): 1295, 2015
2)Garway-Heath, DF. et al.: Ophthalmology 120(1): 68, 2013
3)Lascaratos, G. et al.: Ophthalmology 120(12): 2540, 2013