隅角検査:原理・種類・検査の実際 隅角鏡検査の原理


Series1 隅角検査のコツ
隅角検査:原理・種類・検査の実際
隅角鏡検査の原理
隅角鏡検査は、隅角の像をミラー(反射鏡)に反射させて観察する検査法です。
隅角からの光は、角膜で反射され眼外へ出ることができないため、そのままでは眼外から隅角を観察できません。
隅角鏡検査では、隅角鏡のレンズを角膜に接触させ、反射鏡を用いることにより、角膜から眼外への屈折率を変えて眼外へ光を導き、隅角を観察します。
反射鏡の角膜中心までの距離、角度および高さの違いによって、隅角のみえ方が変わってきます。
反射鏡が角膜中心に近いほど、反射鏡を立てるほど、また、反射鏡の高さが高いほど、隅角を覗きこみやすくなります。
正面の眼位で隅角がみえにくい場合、視線を反射鏡の方向に移動させたり、隅角鏡レンズを観察する隅角の方向に傾けたりして、隅角を反射鏡に近づけると、隅角を覗きこむことが可能になります。